「絶対に…」と思う時は要注意【箴言14:12】

2024年

人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。

箴言14:12

韓ドラで「ミセン -未生-」と言うドラマがあります。

何年も前に、夫とみたドラマです。

そのドラマが数週間前に、地上波で放映されていました。

「あ…このドラマ、してるんだ…」と

しばらくテレビを眺めました。

そして、何となくストーリーを思い出したのです。

韓国は日本以上に学歴社会。

今は3か国語が話せても「特別」ではないそうです。

主人公のチャン・グレは、青春時代を囲碁のプロを目指し、

26歳まで挑戦したのですが、結局はプロの道を諦めました。

よって、囲碁以外は何も出来ないのです。

バイト以外、働いた事もないし、パソコンも語学も出来ない。

社会人としてのスキルが何一つなく、経験もないのです。

チャングレは、高卒認定という学歴でしたが、

囲碁を通してコネで大手の商社にインターンとして入社する事になりました。

同期は、何か国語もでき、沢山のスキルを持っているのです。

同期でありながらも、熾烈なライバルなのです。

今回、久しぶりにチラ見をして思い出したのです。

印象に残っていたチャングレのセリフ。

社会人として、何一つ十分に出来ないチャングレ。

チャングレは上司に、何かを指示されました。

しかしチャングレはそれをどの様にすれば良いのか知らないのです。

困り果てているチャングレの横で

上司はため息をつきます。

「どのようにするのかご存知なんですよね?

だったら、僕に教えてくれてもいいじゃないですか?」と言うセリフ。

仕事をするにあたって、パソコンを駆使したり、

取引先と交渉したり、信頼関係を気付いたり…

チャングレにとって、未知な事、未経験な事しかないのです。

それを「しろ!」と言われても、できない…

そこで、チャングレが「知っているなら、教えてくれてもいいじゃないですか…」

というようなセリフを言ったのです。

自分がチャングレだったら、

特に変な間違った主張ではないと思います。

自分は未経験。でも同じ部署の同僚には簡単に出来る人がいる。

だったら、教えてくれれば、自分も懸命に学び習得する。

ちょっと教えてくれればすむ事なのです。

しかし、そのチャングレの主張を聞いた上司は

「ここは学びに来るところではない」と答えたのです。

韓国の社会で新卒であっても

「即戦力」が雇用される社会なのです。

即戦力になるかどうかで、合否が決まる社会なのです。

コネ入社のチャングレ以外は、

熾烈な競争で勝ち抜いた人達が入社しているのです。

この会社に入社する為に、沢山の準備をしてスキルを磨いた状態で

入社試験を受けて合格を勝ち取っているのです。

だから上司が言った

「ここは学ぶ場所ではない」と言う返答も、

正当であり、正しい返答なのです。

この会社、ここで働く人たちにとっては、

上司の「ここは学ぶところではない」と言う答えは正しいのです。

しかしチャングレは自分の主張を発した時、

自分の「ちょっと位、教えてくれてもいいじゃないか!」という主張は

正しい主張だと思っていました。

しかし、上司の返答を聞いて、

自分の主張が「的外れ」だと気付いたのです。

この場面を見た時、

自分の中にもこのような、

自分は正しいと思っている事が

実は的外れ…というような事が多いんだろうなと思いました。

自分ではこの主張は、御心に叶っていると思っている事。

だって、普通に考えたら、こうするのが良い。

だって、誰だって、こうするのが最善と思うはず。

だって、こっちの方が良いと思うのは当たり前。

主に祈り聞く前に、「自分の答え」があるのです。

「普通に考えて、絶対こっちの方が良い」という価値観があるのです。

自分が正しいと思っている事…

多分、主の目には違うように映っている可能性が大です。

「絶対に…」と思ってしまう時、

気を付けないといけないと思いました。

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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