私たちの身体に染みついたもの【コロサイ3:8-10】

2024年

しかし今は、あなたがたも、すべてこれらのこと、すなわち、怒り、憤り、悪意、そしり、あなたがたの口から出る恥ずべきことばを、捨ててしまいなさい。
互いに偽りを言ってはいけません。あなたがたは、古い人をその行いといっしょに脱ぎ捨てて、
新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです。

コロサイ3:8-10

次男は高校で生徒会活動に参加しています。

去年から学校側で「学校改革」をするということになり、

去年「校則を失くそう!」という話がでました。

一旦校則がなくなり…その結果、

モラルが一層崩れたのです💦

ですから、

次男は、校則の大切さ、必要性などが、

生徒たちが十分理解をし守れるようになってから…

校則をなくそう!という順序を歩まないといけない…と

数回の生徒会の会議を通して、話を進めていました。

まず「学校の校則の意味を考え見直そう」という

課題で、生徒会の会議が数回進められてきました。

そして先日、生徒会の会議に1つ年上の男子先輩が

ずっと会議には欠席していたのに、

フラッと会議に参加したのです。

そして「なんだ?この会議は?去年、校則をなくそうと話が決まり、もっと話が進んでいないといけないのに、もう一度、校則を見直すって何だ? 何をしてるんだ!」と

みんなの前で次男に文句を言ったのです。

…今までの会議の流れを知らない先輩は、

生徒会の活動が、逆走してるように感じたのでしょう。

しかし、次男の立場からみれば、

「今まで何度も会議を重ね、今、この学校には校則って必要だよね。

という再認識をもったのに…

フラッと来て、文句を言われても…」

そして次男は家に帰って来て、

一部始終を私にイライラしながら話すのです。

私「人間ってそういう事あるのよね~

普段関与せずに、フラッと来て文句を言う人っていてるよね~(笑)」

「腹が立つのは分かるけれど…

これは先輩にちゃんと ‟丁寧に” 話した方がいいよ」

次男はイライラしながら「論破したい!!!

絶対に勝てる自信がある!!!」と言うのです。

私「論破はダメだわ。論破してどうなるの?

論破して勝ったら何が残るの?」

次男「ギャフンと言わせたい!!! 絶対に勝てる!」

私「勝ったとして、先輩の中には何が残る?

納得して後輩の指揮に従うの?

生意気な後輩だ!って言うのが残るだけじゃない?」

「生徒会は、生徒が中心となって

学校を良くしよう!という目的を持ってるコミュニティー。

だから、勝つ負けるというのは違う。

先輩がルール違反と言うか、マナー違反というか、

そのような発言をしても…面倒だけど…

そんな人も含めて、みんなが同じ方向に向けるように、

配慮するのがリーダーになった人の役目っだよ。

難しいし、面倒だけど…

今、スッゴク大切な事を学べてるのに…

論破して勝ったら、

自分が気分良くなるだけで終わらない?

みんなついて来てくれる?

難しい人も一緒にまとめるのが、

腕の見せ所じゃない?」と話をしました。

うちの次男には難しい課題です。

論破して、ギャフンと言わせて先輩を黙らせたい…(笑)

誰だって、それがスッキリするのです。

こんな話をしている時に、

私の頭には1つの光景が思い出されていました。

どうして、こんな何でもない光景を思い出すんだろう…

しかも今…? と思っていました。

…韓国で住んでいる時に、

ある伝道師先生の家に居候をさせてもらった時期がありました。

ある時、伝道師先生が引越しをすると言ったのです。

私は居候として、引越しを手伝いました。

新しい家に、以前使っていた食器棚を入れました。

そして私は、その食器棚に食器を入れる前に、一度拭こうと思い、

食器棚のガラスを開けました。

すると ‟唐辛子の粉の匂い” がプンプンとするのです(笑)

「先生~(笑) ここに唐辛子入れてたでしょう?」というと

「どうして分かったの??」とビックリしていました。

「え?だって凄く匂うから」というと、

先生が匂いを確認しに嗅ぎに来たのです。

「え?唐辛子の匂い?する? なんの匂いもないけれど!」と言うのです。

私は「すっごくしますよ! 本当に何も匂わないんですか?」と

2人で不思議だな~と話した事がありました。

それから、私は友達が家に遊びに来るたびに

「ここ匂ってみて!」と言って何人にも匂ってもらいました。

結果、日本からの留学生は「あー唐辛子置いてたんだろうね~」と。

でも韓国の人の友達は「特に匂いはないけれど…

もしかしたら唐辛子? 僅かに匂うような気もうする…」というのです。

…私は次男に色々と話をしながら、

何故かこの出来事を思い出したのです。

何だろう…忘れかけてたこの出来事…

どうして今のタイミングで思い出したんだろう…?

匂いって自分の家の匂いは、匂いがないように感じます。

しかし、人の家に行くと、その人の家の匂いは感じます。

自分の家の匂いは、分からないのです。

当たり前になり過ぎると感じなくなるのです。

…多分、私たちは「当たり前になり過ぎているもの」が多いんだと思います。

次男のような、何かトラブルがあった時の対処方法とか、

人への声かけとか、

人と話す時の態度や言葉使い。

思考パターンや、

否定的に受け止めてしまう習慣、

自分が不利にならないように説明するとか、

建前と本音。軽いウソだったり…

身に沁みついてしまっているものが多くあって、

それがイチイチ、正しいかどうか、

という疑問さえも湧かない…

唐辛子の匂いがキツク残っていても、何の匂いも感じないように…

罪も当たり前になり過ぎると、

罪悪感も感じなくなる。

今まで生きて来た習慣や自分の中にある常識、

自分の善悪の判断基準、

物事の受け止め方。

私たちは、出来るだけ正しく、優しく、親切に生きようとしています。

しかし、そのような思いをもととした言動であったとしても

主の視点からみれば、思い違いをしている事が多いんだと思います。

染みついた習慣は、疑問が湧かない。

気を付けないといけない…

本当に1つ1つ、立ち止まり、祈っていく必要がある…

主の似姿に変えられていくために‼

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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