手遅れにならないように…【ルカ16:23-26】

2024年

その金持ちは、ハデスで苦しみながら目を上げると、アブラハムが、はるかかなたに見えた。しかも、そのふところにラザロが見えた。

彼は叫んで言った。『父アブラハムさま。私をあわれんでください。ラザロが指先に水を浸して私の舌を冷やすように、ラザロをよこしてください。私はこの炎の中で、苦しくてたまりません。』

アブラハムは言った。『子よ。思い出してみなさい。おまえは生きている間、良い物を受け、ラザロは生きている間、悪い物を受けていました。しかし、今ここで彼は慰められ、おまえは苦しみもだえているのです。

そればかりでなく、私たちとおまえたちの間には、大きな淵があります。ここからそちらへ渡ろうとしても、渡れないし、そこからこちらへ越えてくることもできないのです。』

ルカ16:23-26

先日、病院の夜勤の仕事をした時、

一緒に勤務になった看護師のAさんがこんな話をされました。

A「私、韓国に行った事あります~! 子どもが小さい時、船で行った事あるんですよ! 凄く楽しかったです! 船で行くのも良いですよね~」

私「へーそうなんですか~! 私も子どもが小さい時、船で行きたい!と言われ、船で韓国に行っていた時期がありました~。船も良いですよね~ 」

と、船での楽しかった話をしました。

すると

A「でも船の中、暇じゃないですか?何をして過ごしました?」というのです。

船で行く場合、船中で一泊するのです。

私「私たちが行ってた時は、まずお風呂に入りました。空いている間に済まそうと思って」というと

A「え? 船の中にお風呂ってあるんですか?」

私「え?ありますよ。大きいお風呂が…」

A「そうだったんだ…知らなかった💦」

私「次に、船のデッキに上がってwelcomeドリンクを飲みに行きました」

A「えーそんなのあるの知らなかった!」

私「そして夕方になったら、レストランでご飯食べて…」

A「えーーレストランでご飯食べたんですか? あれって高くないんですか?高いと思って、コンビニで適当に済ませたんですよ!」

私「夜は、マジックショーだったり、カラオケ大会だったり、チェロの演奏だったり、何かイベントしてますよね~ 子どもたちはこれが楽しみにしてました!」

A「そんなの全く知らなかった…」

私はAさんに、何年前に行ったのか、どの様な部屋を予約したのか、金額など話を聞くと。

船代に食事代が含まれている金額を払っていました。

イベント参加は無料だし、welcomeドリンクも無料。お風呂も無料。

A「今までは結構、韓国行きの船旅は楽しかったと思ってたのに…

あれは何だったんだろう…(笑)

本当は、もっと楽しめたはずなのに…(笑)」

という会話。

なんか「聖書に出て来そうな話」だと思いました。

決められた金額を支払っていたので、食事をする事ができたのです。

そして、チケットの代金に含まれている色々なサービス。

お風呂、ドリンク、ショーなどを楽しむことが出来たのです。

それはチケットを購入した人へ、与えられるものとして決まっているのです。

私たちの創造主である主に、自分の罪を告白し、許しを得れば、永遠の命と神の御国への切符が与えられるのです。

チケットを買えば、サービスが約束されているように、

主を信じれば、永遠の命、罪の赦し、神の御国は与えられるのです。

しかし、チケットを買っても知らない(信じていない)可能性があるのです。

私の目には、Aさんの船旅は何処が楽しかったんだろう?と思いました。

皆がレストランでご飯を食べているのを横目に、

コンビニでおにぎりかパンかカップ麺を食べていたのです。

お風呂に入って汗を流し、くつろぐ事もできたのに、

一晩、不便な思いで過ごしたのです。

船上のデッキでドリンクを飲んでくつろげたのに、

日が暮れ、デッキに出ても夜景を楽しめない時間帯には、

楽しいイベントがあったのに…

でも、Aさんはそれらがなくても「楽しかった」のです。

しかし、色々な事が出来たんだと知った今…

「楽しかったと思っていたけど、もっと楽しめたのに…」と残念に思うのです。

自分に与えらえている権利が、どのような物なのか、知っていたら…

主の救いも同じ。

主を知らなくても「今でも十分楽しい」と思っているかもしれません。

もしかしたら、主を信じていても

「主の祝福」や「主の恵み」を知らないかもしれません。

主の「祝福」や「恵み」を知らずに過ごしてしまっているかもしれません。

Aさんがお風呂に入れず、何となく不快に思いながら過ごしたように

祝福や恵みを得ることが出来ず、

フラストレーションを感じながらも、

信仰を持っても「こんなものだ」と、

それ以上を望むという事をしないかもしれません。

もっと良いものがある! という事を

いつ知るか…が大切です!

Aさんは「次、船で行く時は、全てを利用して楽しみます‼」と言われていました。

しかし、もしAさんが、

もう二度と旅行に行けない位の病であったり、

怪我をした後に知ったとしたら、

もう、韓国行きの船旅は楽しむ事を経験する事はできないのです。

それと同じで、

私たちも「いつ知るか」が大切なのです。

取り返しのつかない時に知ったら…?

聖書に出てくる、お金持ちとラザロのように。

お金持ちは、自分が地獄に行ってから、天国があると知りました。

もうその時に知っても、時すでに遅し…なのです。

主を信じるのは、今です!

主の祝福を貰うのも、地上で生きている間だけなのです!

このチャンスを逃してはいけないのです…

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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