神の時を待ち望む【イザヤ40:28-31】

2024年

あなたは知らないのか。聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。
疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。
若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。
しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。

イザヤ40:28-31

あけましておめでとうございます。

昨日、ヨセフについて書きながら、もう一度ヨセフ物語を読みました。

22年間、主の時を待ち続けたヨセフ。

その間に、ヨセフの感情が出ている箇所があります。

創40:14-15

「あなたがしあわせになったときには、きっと私を思い出してください。私に恵みを施してください。私のことをパロに話してください。この家から私が出られるようにしてください。 実は私は、ヘブル人の国から、さらわれて来たのです。ここでも私は投獄されるようなことは何もしていないのです。」

献酌官長の夢を解き明かした時に、ヨセフが頼んだのです。

牢獄から外に出た時に、私を思い出し、私がここから出れるように手助けして欲しい…と。

ヨセフは、長年、主の時を待っていました。

しかしヨセフの環境は、良くなるばかりか、陥れられ一層、最悪な状態に…

その中で、ヨセフのもがいている姿が見えます。

「どうか私を思い出し、助けて下さい…」と。

しかし、献酌官長は忘れてしまうのです。

喉元過ぎれば熱さを忘れる…

ヨセフに感謝を感じたはずですが、忘れるのです。

ヨセフはどのような気持ちだたのでしょうか。

もどかしくも感じたでしょうし、

自分が主ではなく人に期待した事に気付いたのではないでしょうか。

献酌官長が忘れたというより、

主の時がまだ来ていなかったという事。

主の時…

主はヨセフに何を待たせているのでしょうか。

多分… 「主の時を待つ」という事を訓練されているんだと思います。

私たちは聖書を読み、これからヨセフがどの様に導かれるのか分かっています。

2年後、献酌官長はヨセフを思い出すのです。

そしてヨセフはエジプトのパロ王の夢を解き明かし、

宰相に任命され、エジプト全土を支配する者へとなるのです。

エジプトには今までにない飢きんがやって来るのです。

自国の存続にかかわる問題を仕切る者と遣われるのです。

また自国だけでなく、近隣諸国の民にも救いになるのです。

またヨセフが幼い時に見た夢の成就。

ヨセフの一族の救いが成される時が来るのです。

これらを担う者として、自分の思いや考えの判断から離れ、主の御心を待ち望み、信仰により治める者となるために…

主の訓練があるのです。

今年1年、自分の考えと判断、望みから離れ、主を待ち望む1年となりますように…

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