そのいなごが地の青草を食い尽くそうとしたとき、私は言った。「神、主よ。どうぞお赦しください。ヤコブはどうして生き残れましょう。彼は小さいのです。」主はこのことについて思い直し、「そのことは起こらない」と主は仰せられた。
アモス7:2-3
一般的に「神さま」と聞いて、どんな人物像をイメージしますか?
裁きの神、平等な神、善なる神、守りの神… 色々あると思います。
私たちの神さまはどの様なお方でしょうか。
私たちの神さまは、
愛の神であり、哀れみの神、癒しの神、裁く神… 災いを下す事もあり、怒ることもあり、涙を流す事もありました。
また「思い直して下さる神」でもあるのです。
…今、アモス書を読んでいます。
アモスと言う人はユダの人で牧者でした。北イスラエルに対しての予言をした人です。
主は、不信仰な北イスラエルに対して、「捕囚となり連行される」と言われました。
アモスは、主のさばき(災い)の幻を5つ見ました。
アモスが見た、その内の2つ「いなごの幻」「火の幻」に対して、主はアモスの祈りを通して思い直されたのです。
それが今日の御言葉です。
この御言葉に出てくる「ヤコブ」とは、主が選ばれた民「イスラエル」を指しています。
「主よ。どうかお赦しください。イスラエルの民はあなたが選ばれた民ではありませんか。この民はあなたの前で小さい者にすぎません」という意味でとりなしの祈りをし、主は思い直されたのです。
聖書には主が「思い直される」所があります。
思いつくままに書きますが、
まず、「ヨナ」を思い出します。
神さまは、ニネベの町を滅ぼすとヨナに知らせました。
それを知ったヨナを通して、ニネベの町の人々、王様から一般市民まで悔い改めたのです。
それを見て、主はニネベの町を滅ぼすという計画を、思い直されたのです。
また、出エジプトをした民たちは、シナイ山に登ったモーセの帰りが遅いと不安になり、アロンに ‟私たちを先立って行く神を作ってくれ” といい、偶像を作りました。(出32章)
この時も、モーセのとりなしにより主は思い直されたのです。
また主が思い直されたのにも関わらず、人々の悪すぎて結果的に滅ぼされた町もあります。
ソドムとゴモラです。アブラハムがとりなしました。
主が滅ぼすと言われた時、「正しい者を、悪い者といっしょに滅ぼし尽くされるのですか」と祈り、
正しい人が50人、45人、40人、30人、20人、10人と、粘り強くとりなしました。
結局、この町には正しい人が10人にも及ばず、滅ぼされてしまいましたが、主は、アブラハムの祈りにより思い直されています。
…「思い直す」と聞けば、どことなく「え? 神さまが決めたことが絶対じゃないの?」「考えを変更されるの?」と不思議にも感じます。
人間の態度や願いによって、神さまの計画を変えてしまって良いの?とも感じます。
「絶対的な権威」をお持ちではないのか…?
この「思い直す」とは、ヘブル語で「気の毒に思う」「残念に思う」という意味があるようです。
「予定を変更する」というより、「心を痛められる」というのに近いのかもしれません。
新約聖書にもいくつか「思い直される」場面がありますが、
主が「思い直される」時って、どういう時でしょうか。
2つあるように思います。
➀ 自らが悔い改め、神に立ち返る時
② 誰かがとりなしをした時
今日、アモス書を読みながら、
私たちの神は「思い直される神」であると目にし…
「主は、私たち人間に関わって下さる神さまである」と感じました。
私たちの祈りに耳を傾けて下さり、心を動かして下さる神。
憐れんで下さり、心を痛めて下さる神。
だからこそ、私たちは主に祈っていかないといけない…
私たちは、神の計画を知りません。日本に対しての計画も知りません。私の家族や大切な友達、また私に対しての計画も知りません。
自分の思いを主に伝えて行く必要があります!!
主が私の心に耳を傾け、思い直して下さるかもしれません。
計画以上の事をして下さるかもしれません!!
私たち人間と関わりを持って下さる神さまに、本当に感謝です。
今日も、主との時間を大切にしたいと思います。
良き1日をお過ごしください!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。(ブログ2023.04.28~)
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」