あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。
見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。
創世記28:14-15
先日、懐かしい友達に会い、一緒にカンボジアに伝道旅行に行った時の写真をみました。
袋いっぱいのお菓子をいくつも持って行って配っている写真です。そして思い出したのです。
普段からお腹をすかせた子どもたちが集まり、喜んでお菓子を受け取って行きました。
しかし、沢山あったお菓子も足らなかったのです。
すると、子どもたちは貰ったお菓子を分け合って仲良く食べていた姿を思い出したのです。
「あーこんな事あったな~」と思い出すと同時に、また別の場面も思い出しました。
韓国に行って日本に帰って来た時、日本の教会の子どもたちに韓国のお菓子をお土産として買って帰ったのです。
礼拝後配りました。「1人、2-3個ぐらい渡せるかな~」と思っていました。
多くの子どもは一つでも多く貰おうと大騒ぎ(笑)
こそっとポケットに貰ったお菓子を入れ、まだ貰ってないかのように手を出します。(←これはこれで可愛い)
忘れかけていたこの場面を思い出しました。
もし、私たちが袋いっぱいのお菓子を持っている時に、目の前にお腹を空かせている子どもたちがいたら・・・どうしますか?
そのお菓子をあげたいと思いますよね。誰か一人にあげるとしたら・・どのような子どもにそのお菓子の袋を託すべきでしょうか。
自分のポケットにコソッと入れる子どもでしょうか。それとも一つでも多く得ようとする子ども?
独り占めせず、皆と分け合う事が出来る子どもに、そのお菓子の袋を託したいですよね。
「私も頂戴!」と手を出してくる友達にも分け合い、手を出す事が出来ない友達にも自ら「どーぞ!」と出来る子どもが理想ではないでしょうか。
私たちでさえ、そのように思います。
主は尚更です・・・
主は祝福を、自分一人独り占めする人より、多くの人に分け合う心を持つ人を選び祝福したいのです。
その様な心を持つ者に、祝福を預けたいのです。
祝福は独り占めしてはいけないのです。お菓子が入った大きな袋と同じです。
ここから分かるように・・・
信仰生活で一番気を付けないといけない時っていつでしょうか・・
主から祝福を貰った時です!
終わりがない様な苦難の中に居る時ではないです。
上手くいっている時です。
順調に物事が進んでいる時です。
主に祝福を貰った時・・思わず自分のポケットに全てを入れて隠したらダメなのです。
主は、それを「あなたなら、私からの祝福を、隣人や世の中に流してくれるよね?」という期待をされています。
主が私に大きな袋に入ったお菓子を渡された時・・喜び大切に保管し、一つずつ家で味わって食べたい所ですが・・
主が私に大きな袋のお菓子を渡された時は、主の「テスト」なのです!
私がそのお菓子をどうするのか、主は期待して私を見ておられます。
祝福が与えられる時は、その祝福をどうするのか・・という主のテスト!
「そうか~ 祝福を受けたら独り占めしないで分け合わないといけないのか!」と思いがちですが・・
少し違います。
「いつか、祝福をうけたら・・」ではなく、
主の祝福はもう既に受け取っているのです。
私たちはもう主に呼ばれ、救われているのです。
これより大きな祝福はないと思います。
信仰を持ち、ずっと祈っている事の道が開かれた。病が癒された。希望の進学ができた。良い結婚が与えらえた。これらももちろん祝福であり、人に分け与えるものです。
与えられた祝福を証をし分け与えるのです。
しかし、私たちに与えられている最大の祝福は「救われている」という事です。
ですので、自分だけが静かに信仰を持つのではなく、主を知らない暗闇で苦しい思いをしている人々に主を伝える事を、主は喜ばれるのです。
誰にでも「最近・・・信仰が揺れるなあ」「主は本当に居られるのだろうか」と思う時があります。
誰もが経験する事です。
この様に感じる一番の理由は、祝福を止めているからです。
祝福は流れるものなのです。
流さないと祝福は無くなってしまいます。
流すとまた自分に戻って来るのです。
祝福を積極的に他の人に流す事により、祝福は活性化されるのです。
次から次へと自分に入ってくるようになります。
時々「なにか、あの人って凄く恵まれている。いつも満たされている!」と羨ましく感じるクリスチャンがいると思います。
祝福を流すから、喜びが次から次へと自分の中に入って来ているのです。
自分の所で止めてはいけないのです。
祝福を流し、活性化させましょう!!
今日も、聖書を読み賛美し祈り・・主からの祝福を受けて下さい。そして隣人にその祝福を流す一日となりますように!