しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によっていのちを得るためである。
ヨハネ20:31
「マイ・ライフ」という映画を知っていますか?
とっても良い映画です。
余命を宣告された人が、残された命を精一杯生き抜く姿を描いた感動のヒューマン・ドラマです。
その中で凄く心に残るシーンがあります。
30代にしてPR会社を経営するビジネスマンのボブ。妻の妊娠を知ってから、自分が末期ガンだと宣告され余命が短い事を知ります。
ボブは、自分には治療法はないと知り、これから生まれてくる子どもに、自分がどれ程愛しているか伝える為にビデオを残すのです。
子どもが小さい時に見れるように、絵本を読んであげたり、スポーツ戦略を語ったり、恋について、人生について、髭の剃り方や、自分の思い出話など、ビデオに向かって沢山語り撮影するのです。
やがて、子どもが生まれ成長し、パパが絵本を読むビデオを見ながら「パパ!パパ!」と呼びます。ママが「そうよ。あなたのパパよ」というシーンがあります。
パパは、自分の子どもに、「愛している」と何度も伝えたかったし、子どもが良い人生を歩んで欲しい、幸せな日々を過ごして欲しいと心から願い、記録を残したのです・・・
まるで、パパはイエスさまみたいじゃないですか?
私たちに、顔を見て話すことは出来なくても、「ずっと、いつも愛している。」「いつもあなたと共に居るよ。」「私が共にいる事を忘れないで」「いつも私があなたを気にかけているから」・・・このような思いを伝えたい・・・!
主は、私たちが良い良い人生を歩んで欲しくて聖書を残されたのです。
私たちに伝えたい事が沢山あるから、聖書を与えられたのです。
もし、ボブの子どもがビデオを見なかったらどうでしょうか?
父親の存在を感じれたでしょうか? 父親が愛してくれている。自分の事を思ってくれていると感じる事をできたでしょうか?
ビデオを見ないと、父親の愛はストレートには伝わらないのです。
私たちも同じです。
折角、与えて下さった「聖書」を読まないと、主の愛をストレートに感じる事が出来ないのです。
ボブの子どもは、もっと成長し成人しても、何度もビデオを見ると思います。父親の深い愛、父親が伝えたかった事、どの様な気持ちでこれを残したのか・・・など、ビデオを見る子どもも自分が成長するごとに、父親の深い愛を感じのではないでしょうか?
聖書も同じです。読むごとに、私たちが霊的に成長するごとに、深みを増して理解する事が出来るようになるのです。
ボブの子どもが幼い時は、絵本のビデオから見たように、私たちも聖書の分かる所から読めばいいのです。
何度も何度も読んで、主の愛を深く感じれますように。
今日も主の愛に満たされた一日となりますように・・・