ヨセフが何年苦労したか知ってますか?【ローマ8:28】

2022年

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを私たちは知っています。

ローマ8:28

 

この御言葉を聞くと、ヨセフを思い出します。

ヨセフが自分を売った兄たちに言った言葉。 創世記50:19-21

「恐れることはありません。どうして、私が神の代わりでしょうか。
あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした。
ですから、もう恐れることはありません。私は、あなたがたや、あなたがたの子どもたちを養いましょう。」こして彼は彼らを慰め、優しく語りかけた。

ヨセフは、実の兄たちに売られ奴隷としてエジプトに連れて行かれます。子どものヨセフが、ある日突然、親元から離され知らない土地へ、奴隷として連れて行かれるのです。そして無実の罪で牢獄まで入ります。ヨセフは奴隷時代が13年。豊作が7年。飢餓が始まって2年の時・・・実に22年もの間、苦労してきたのです。

私は聖書に出てくる人物でヨセフが一番好きです。

「私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。」と

ヨセフのような人生を歩んでいても、そのセリフが出てくるというのが・・・

始めてこのヨセフの話を読んだ時、凄く泣きました。

自分の人生とヨセフの人生を比べた時、私はヨセフほどの苦痛を味わったことがありません。

ヨセフほどの孤独も、信頼されるべき人からの裏切りも・・・

 

ヨセフはどうして「私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。」という告白が出来たのでしょうか?

 

主への信頼に揺るぎがなかったからだと思います。

そして、自分の立場も分かっていました。自分は神ではなく、自分が人を裁くことは出来ないと分かっていました。裁かれるにしても、それは神様がなさる事だと分かっていたのです。

それと、与えられた場所、環境を受け入れたからだと思います。

奴隷となった事。牢屋に入れられたこと。

自分に与えられている環境を受け入れ、そこで懸命に生きました。

ヨセフは環境に関係なく主と共に歩む人生でした。

 

私たちは自分の人生で、自分で自由に決められること、決めなければならない場合もあります。

しかし、自分で決められないこともあります。あるいは、自分の望んでいない事態になることもあります。

そのような時、たとえ自分の望んでいなかったことでも、自分の意志でなかったとしても、受け入れるということが大切なことです。

そして、それが主から与えられたものだと受け入れるならば、

自分の望んでいないことでも主が良きに導いてくださるのです。

自分の罪でさえも、主の恵みによって良いものと「再生」して下さるのです。

 

自分の人生の隅々に起こる出来事まで、主を信頼しましょう!

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