私たちの期待とは違う主【使徒1:6】

2025年
Empty tomb of Jesus at sunrise with crosses in background

そこで、彼らは、いっしょに集まったとき、イエスにこう尋ねた。「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」

使徒1:6

私は、自分に何か問題が生じた時に

思い出すのが今日の御言葉の箇所です。

復活したイエスさまに対して弟子たちが話したセリフです。

弟子たちを含む当時のユダヤ人は、

多くが「メシア(キリスト)」を

ローマの支配から「イスラエルを解放して国を回復する王」と期待していたのです。

しかし、イエスさまが十字架にかかったことで

人々は希望を失いました。

そして復活されたイエスさまを見て

「今こそ王としてイスラエルを回復するのでは⁉」という思いが再燃したのです。

誰よりも主と共に過ごした弟子たち。

3年近く共に過ごしたのです。

そして、弟子たちは復活したイエスさまと

40日も過ごしていたにもかかわらず、

「神の国は今、目に見える形で政治的に来る」と誤解していたのです。

弟子たちのこの問いに対してイエスさまは

「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」

と答えられています。

人々はイエスさまに「国の再興」を期待していました。

しかし、イエスさまは「イスラエルの再興」をする為に

この世に生まれた訳でも、十字架に架かったのでもない…。

聖霊によって世界宣教が始まり

「神の国が霊的に始まっていく」と言われたのです。

人々は、自分の置かれた状況・環境・条件からの解放。

ダビデ王のような地上的な王国を回復する「救い主」を望みました。

イエスさまも、民がどの様な問題を抱えているのか

十分にご存知でした。

しかし、主の視点は違うのです。

目の前の問題解決ではないのです。

主は、目の前の問題より、この世の霊的回復を望んでおられる。

…私たちは問題や困難が生じた時、

問題の解決・解放に対して、主に懸命に祈ります。

この一点に集中するのです。

私もそうです…💦

主は、私の問題・困難に関心がないわけではない…

しかし最大の関心事は、この世の霊的回復。

私はいとも簡単に、問題により、心がかき乱されます。

解決・解放より先に

自分の霊的回復。

心も霊も、問題に縛られている所からの回復を祈ろう…。

どのような状況であっても

私の心と霊は主のものである!と告白して行こう…!

今日も、私は主を信じる…!

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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