心の傷はどうすれば癒されるのか【ヨハネ14:27】

2025年

わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしててはなりません。恐れてはなりません。

ヨハネ14:27

電車に乗っている時に、

昔、一緒の教会に通っていた姉妹に会いました。

10年以上ぶり。

「わ! 久しぶり!」と私は嬉しく思ったのです。

彼女も嬉しそうな様子。

今、どうしているのか?など。互いの近況報告。

私は思ってもない所で会えたことが嬉しく、

沢山話をしたかったのですが、

彼女はぽつりぽつりと、今の不満を話し始めました。

その話を聞きながら、思い出したのです。

当時から、彼女は家族との関係に深い怒りと寂しさを抱えていて、

時には神様に対する怒りすら感じているようでした。

…10年ぶりに会ったけれど、

まるで彼女の時計は止まったままのように感じました。

10年前の姿と同じ…。

10年前と同じ不満、怒りが溢れているのです。

再会の後、私はふと考えました。

「どうして、彼女の心は癒されていないんだろう?」と。

彼女は今も教会に通っているけれど、信仰告白はしていません。

しかし、彼女は自分の心が癒されるように祈っているはずです。

あれ…?

心の癒しってなんだ?と思ったのです。

…私も、かつて心に大きな傷を負っていました。

長い期間、苦しみました。

毎日、自分の知人が私を殺そうとする夢を見ていました。

信仰告白をし、神の子とされてから

その様な夢を見る事がなくなりました。

しかし、だからと言って心の傷が癒された訳ではありません。

私は、どのように心の傷の癒しを得たんだろう…?

と彼女に会って考えさせられたのです。

私の心は、昔大きく傷をつけられた事を覚えています。

しかし、それは記憶として覚えているだけであって、

思い出しても、心は痛みません。涙も出ません。

癒されているからだと思います。

心の傷の癒しとは「傷がなかったことになる」

ことじゃないのかもしれません。

「傷跡」は残るけれど、「痛みがなくなる」のです。

その違いに気づいた時、私はこう考えるようになりました。

心の中にたまっていたマイナスな思い。

「こんなことを言われた」

「こんな扱いを受けた」

「私はダメな人間だ」

そういった思いが積み重なって、大きなマイナスになっていたのです。

という他の人と比べて「マイナス」だと「不足」だと感じるものが多かったのです。

沢山のマイナスが私を支配していたのです。

つまり式に書くと

(-1)+(-1)+(-1)+(-1)+(-1)=  -5

マイナスばかりが増え、

一つ一つのマイナスが重なり合い、

大きなマイナスになっていたのです。

どうすれば、私の心にあるマイナスをなくす事が出来るのか…

マイナスにマイナスを足していくのではなく、

マイナスにプラスを足すのです。

(-1)+ 1 = 0 になります。

私の心に(-1)があるのであれば

(-1)+ 1  + 1 + 1 =  2 となるのです。

自分の心の中の(-1)を消そうとするのではなく

自分の心の中に (+1)を増やしていくのです。

(+1)とは、一時的なこの世の喜びではなく、

「主からの喜び」です。

神の子とされた喜び。

罪赦された喜び。

主に愛されている喜び。

これで、心を満たしていくのです。

私は、自分の心のマイナスは、

主の愛を感じる事によって、プラスに変わったんだと思います。

主の愛を感じる事が、

マイナスからの解放になっているんだと思います。

「主よ。私の心の傷を癒して下さい!!」と祈るのも大切だと思いますが

「主よ。私の心をあなたの愛で満たして下さい!!」と

祈る方が、もっと大切だ思います…!

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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