わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしててはなりません。恐れてはなりません。
ヨハネ14:27
電車に乗っている時に、
昔、一緒の教会に通っていた姉妹に会いました。
10年以上ぶり。
「わ! 久しぶり!」と私は嬉しく思ったのです。
彼女も嬉しそうな様子。
今、どうしているのか?など。互いの近況報告。
私は思ってもない所で会えたことが嬉しく、
沢山話をしたかったのですが、
彼女はぽつりぽつりと、今の不満を話し始めました。
その話を聞きながら、思い出したのです。
当時から、彼女は家族との関係に深い怒りと寂しさを抱えていて、
時には神様に対する怒りすら感じているようでした。
…10年ぶりに会ったけれど、
まるで彼女の時計は止まったままのように感じました。
10年前の姿と同じ…。
10年前と同じ不満、怒りが溢れているのです。
再会の後、私はふと考えました。
「どうして、彼女の心は癒されていないんだろう?」と。
彼女は今も教会に通っているけれど、信仰告白はしていません。
しかし、彼女は自分の心が癒されるように祈っているはずです。
あれ…?
心の癒しってなんだ?と思ったのです。
…私も、かつて心に大きな傷を負っていました。
長い期間、苦しみました。
毎日、自分の知人が私を殺そうとする夢を見ていました。
信仰告白をし、神の子とされてから
その様な夢を見る事がなくなりました。
しかし、だからと言って心の傷が癒された訳ではありません。
私は、どのように心の傷の癒しを得たんだろう…?
と彼女に会って考えさせられたのです。
私の心は、昔大きく傷をつけられた事を覚えています。
しかし、それは記憶として覚えているだけであって、
思い出しても、心は痛みません。涙も出ません。
癒されているからだと思います。
心の傷の癒しとは「傷がなかったことになる」
ことじゃないのかもしれません。
「傷跡」は残るけれど、「痛みがなくなる」のです。
その違いに気づいた時、私はこう考えるようになりました。
心の中にたまっていたマイナスな思い。
「こんなことを言われた」
「こんな扱いを受けた」
「私はダメな人間だ」
そういった思いが積み重なって、大きなマイナスになっていたのです。
という他の人と比べて「マイナス」だと「不足」だと感じるものが多かったのです。
沢山のマイナスが私を支配していたのです。
つまり式に書くと
(-1)+(-1)+(-1)+(-1)+(-1)= -5
マイナスばかりが増え、
一つ一つのマイナスが重なり合い、
大きなマイナスになっていたのです。
どうすれば、私の心にあるマイナスをなくす事が出来るのか…
マイナスにマイナスを足していくのではなく、
マイナスにプラスを足すのです。
(-1)+ 1 = 0 になります。
私の心に(-1)があるのであれば
(-1)+ 1 + 1 + 1 = 2 となるのです。
自分の心の中の(-1)を消そうとするのではなく
自分の心の中に (+1)を増やしていくのです。
(+1)とは、一時的なこの世の喜びではなく、
「主からの喜び」です。
神の子とされた喜び。
罪赦された喜び。
主に愛されている喜び。
これで、心を満たしていくのです。
私は、自分の心のマイナスは、
主の愛を感じる事によって、プラスに変わったんだと思います。
主の愛を感じる事が、
マイナスからの解放になっているんだと思います。
「主よ。私の心の傷を癒して下さい!!」と祈るのも大切だと思いますが
「主よ。私の心をあなたの愛で満たして下さい!!」と
祈る方が、もっと大切だ思います…!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)