イエスは「来なさい」と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った。
ところが、風を見て、こわくなり、沈みかけたので叫び出し、「主よ、助けてください」と言った。
そこで、イエスはすぐに手を伸ばして、彼をつかんで言われた。「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか。」マタイ14:29-31
今、私が置かれている状況…
ペテロが海の上を歩いている時のようです。
イエスさまが5000人に食事を与えられた奇跡の後、
弟子たちを先に舟に乗せて、
湖の向こう岸に行くように言われました。
イエスさまは群衆を解散させ、
1人山に登り祈りの時間を持たれたのです。
弟子たちは船で湖を渡っていると、
夜中に強い風が吹き、波が舟を激しく打ちつけたのです。
その時、イエスさまが弟子たちに現れました。
湖の上を歩いて。
それを見た弟子たちは、幽霊だと思い叫んだのです。
イエスさまは直ぐに「私だ」と言われました。
ペテロは「主よ。もしあなたでしたら、
私に水の上を歩いてそちらに行かせてください。」と言い、
イエスは「来なさい」と言われ、
ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエス様のほうに行ったのです。
ところが、風を見て、こわくなり、
沈みかけたので叫び出し「主よ、助けてください」と言ったのです。
…なんだか私たちクリスチャンは、このペテロの様だと思いました。
私たちは、この世という舟に乗っていたのです。
時には強風に見舞われ、沈むのではないか?というような
恐怖を感じる事が終わりがないように起こるのです。
そして私たちはキリストに出会ったのです。
そして何度となく
「あなたは、まことの神なのでしょうか?」
「あなたは、本当に救い主なのでしょうか?」
という問いかけを、主にしたのではないでしょうか?
主は「わたしだ。恐れることはない」と言われました。
そして、私たちは主を信じ、
乗っていたこの世の舟から、主に向かって歩き出したのです。
始めは順調に湖の上を歩けたのですが、
時には、強風が吹き、
気持ちが負けてしまう事があります。
沈みそうになる時があるのです。
勇気をだして、この世からキリストへと移行したのに、
やっぱり水に沈みそうな思いをする事があるのです。
主を見ず、風を見たから…。
私たちもペテロのように、思わず、吹き付ける風に心奪われる事があります。
この世の心配や問題、
色々な物が吹き付けてくるのです。
私たちは、この世の風が吹きつける中、
舟の中で恐怖に怯えていたのです。
不安定でいつ沈没するか分からない舟でも
生きていく為にはそれに乗るしかなかったのです。
舟の中だけが、唯一安全だと思っていました。
舟の外にでるなんて、考えも出来ない事です。
そして、その風はやむ事はなかったけれど、
唯一安全だと思っていた舟から
嵐の中、湖へと出たのです。
舟よりももっと不安定な、未知の世界に、
一歩一歩と歩み進めた私たち。
しかし、舟の中でいた時と同じ強風が吹いていたのです。
主を見つめている時は、
その嵐の中でも水の上を歩けたのです。
水の上を歩くとは常識ではできないこと。
嵐という環境は。舟の中にいる時も、舟を出た時も同じ。
違いは、絶対に歩けない自分の敵とでも言える水の上を歩いたのです。
信仰とはこんな感じなんだと思いました。
主を知らず、色々な問題に悩み苦しみ…
そして主を信じても、問題が押し寄せるのは変わらず同じなのです。
しかし、違いは、同じ苦しい環境であったとしても、
主を見つめれば、波(問題)に負けず、前進できるという事。
主に一歩一歩近づけるということ。
変わらない良くない環境であっても、
その中に怯えて過ごすのではなく、その環境に飲まれることなく
前進できる力が与えられるということ。
時には、吹き付ける風に気を取られてしまう事もあります。
そして一気にどん底に落ちそうになったり、
溺れてしまう事があるのです。
しかし、主は変わらず私の目の前におられる。
今日の御言葉に「主は直ぐに手を伸ばし」とあります。
いつでも助けて下さるのです。
思い切って、舟から出た私たち。
主をひと時も目を離さず、見上げて歩んでいかないと‼
今日も、私たち、主と共に歩みましょう‼
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)