イスラエル人はモーセのことばどおりに行い、エジプトから銀の飾り、金の飾り、それに着物を求めた。
出エジプト12:35
一週間程前、日本の各地で「最大級の台風」に見舞われました。
最大級の台風って…
どれ程の被害が起こるんだろう…と思うと
不安に感じた人も多かったと思います。
ふと、考えたのです。
思いもよらない程、水かさが増え、
家が浸水したらどうなるんだろう…
避難できる時間があったとしたら、私は何をもって避難するんだろう。
そう思いながら家の中を見渡しました。
「これは失いたくない…」と思うものが沢山ありました。
「これは…まあいいか…」と思うものもありました。
ある日突然、ここを去るという状況になった時のことを考えると、
心が苦しくなりました。
そして思い出したのです。
イスラエルの民は、ある日突然、捕虜となったのです。
全てを置いて、身一つで旅立つ事になったのです。
エ時@宇土で奴隷生活を余儀なくされました。
その間430年です。
そしてモーセが現われ、
エジプトの王に民の解放を願い出たのです。
ある日突然、旅立つ事になったのです。
民は奴隷から解放され、
約束の地カナンへ向かう事になったのです。
もし、このイスラエルの民が私たちだったら…
何を持って旅立つでしょうか。
旅はどれほど日数がかかるか分かりません。
青年だけでなく、年配者、女性、子どももいるのです。
旅の日数は、想像さえ出来なかったと思いますが、
2-3日ではない、長旅になると分かっていたはずです。
とりあえず、水と日持ちする食べ物を準備したくなりませんか?
しかし、実際にはカナンの地に入るのに40年かかっています。
直線距離で、約300キロ。
一日に10キロ歩いたとしたら、1カ月で到着する距離です。
40年分の食事の準備なんて不可能ですし、
1カ月分だとしても、不可能です。
主は、モーセを通して言われたのです。
「金と銀を持ってでなさい」と。
これは、民の財産ではなく、エジプトを出る際にエジプト人に求め、
持って出なさいと言われたのです。
これから荒野での旅が始まるのです。
金と銀が何の役に立つのでしょうか。
結局、主が言われいた、金と銀は
民が約束の地で聖所を作る為に必要だったのです。
奴隷の力贖いだした主を記憶する為なのでしょうか。
「〇日分の食事」と言うような、
普通の旅を準備するようものをの準備を言われなかったのです。
言ったところで、私たちには対応できない問題なのです。
主は、民に必要な食べ物、飲み水を40年間も
与え続けられたのです。
…私たちが対応できない問題は、主が対応されるのです。
今、目の前に押し迫る問題は、
自分が対応できる問題でしょうか。
それとも、とてもじゃないけれど、
自分では対応できない問題でしょうか。
自分では到底対応できない問題があるなら…
ラッキーなのです。
主が介入される問題だからです。
自分で、解決できない問題は、
主が解決して下さるという合図。
私たちがする事は、
主の近くで過ごす事。
主の御声を聞こうと求める事。
祈り、聖書を読み、待つ事。
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)