一番大切な事を知ってるって凄い【ルカ15:31-32】

2024年

父は彼に言った。『子よ。おまえはいつも私といっしょにいる。私のものは、全部おまえのものだ。
だがおまえの弟は死んでいたのが生き返って来たのだ。いなくなっていたのが見つかったのだから、楽しんで喜ぶのは当然ではないか。』」

ルカ15:31-32

久しぶりに夫の弟から電話がありました。

弟は独身で、私のイメージでは「放蕩息子」です。

聖書に出てくる放蕩息子と似ている様に思います。

殆ど連絡をしてこないのですが、

困った時、自分で解決できない問題が生じた時のみ

連絡をしてきます。

2人が話すのを見ながら、

そう考えたら、夫は放蕩息子の兄タイプかも…と思いました。

そして放蕩息子の場面をもう一度読み直しました。

そして感じた事は、

一般的に、聖書に出てくる弟は、

親の生前に財産分与を願うという、少し礼儀に欠けた所があります。

自分の要求を強く要求するタイプ。

でも今日、ふと思ったのは、

この弟。

自分のお父さんは「良いお父さん」だと知っていたのです。

自分が要求する事に応えてくれる。

自分の話に耳を傾けてくれる父親だと知っていました。

また、自分がどん底に陥って、

どうしようもなくなった時、

「良いお父さん」を思い出す事が出来たのです。

この放蕩息子…

派手に好き勝手しましたが、

私の想像ですが、父の胸に帰った時、

「私は天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました」と言いました。

やっと、自分のしてしまった事。

礼儀に欠けていたこと。

自分の事しか考えていなかった事。

家族への配慮は全く頭になかった事。

家族への感謝もなかった事。

これらを悟ったのではないでしょうか。

多分、父のもとに帰った弟は、心を入れ直し父に仕えながら暮らしたのではないか…と思います。

そう思ったら、

弟は、自分勝手で傲慢。

後先考えずに行動する。

人間的には、あまり良い人格ではなかったかも知れません。

しかし、大切な事は知っていた。

「自分のお父さんは良いお父さん」

一番、大切な事を知っていた弟は、主の目にはどのように評価されるんだろう。

お兄ちゃんは、

放蕩した挙句、もち金ゼロになって恥ずかしげもなく帰って来た弟に

良い感情はありませんでした。

「私には、友だちと楽しめと言って、子山羊一匹下さったことがありません。」と言いました。

多分、兄は父親に

「今度、、友達が来るので子山羊一匹下さい」と

頼んだことはなかったんだろうなと思いました。

どうして頼まなかったんだろう。

頼みにくかったのか、

お父さんはケチだと思っていたのか。

分かりませんが、声に出してお願いをしていなかったのです。

ずっと父の横で過ごし、父に仕える人生を歩んでいたけれど、

本心と建前があったのかもしれない。

兄は父に心を許していない感じがします。

心の距離感で言えば、兄より弟の方が父親には近い感じがします。

そんな事を考えながら読んでいると、

兄は心から父を愛し、心から仕えていたというより

「義務感」からの行動に過ぎなっかったのかもしれない…と思いました。

聖書を読むと、父やこんな真面目な兄も、やりたい放題の弟も愛しています。

私たちの目と、主の目…

映り方違う。

私はいつも自分の基準で人を見てしまう…

自分のそれらしい理由を元に判断してしまう…

きっと、主はもっと違う見方をされているんだろうな。

主が見られている世の中を見る事ができますように…

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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