私たちの期待と異なる主【Ⅰペテロ4:10】

2025年

それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。

Ⅰペテロ4:10

次男と同じクラスの男子学生Aくんと、

ほぼ毎朝一緒に車で学校へ送っています。

その道中、次男は教会の話をよくします。

車の中でも常に賛美を流しています。

学校に到着した時に、アメージンググレイスが流れ、

A「あ、なんか聞いた事ある!」と言ったのです。

次男「アメージンググレイスっていう世界的に有名な賛美」

A「えーこれって賛美だったんだ~」と話しながら車を出ました。

1人帰り道、

この曲の作曲家ジョン・ニュートンを思い出しました。

彼は若い頃、奴隷貿易に関わる罪深い生活を送っていました。

しかし主に出合い、悔い改め、牧師となりました。

そしてそれ以降は、

彼は、「奴隷制度廃止運動」に力を尽くす人生を歩んだのです。

そして、彼が作詞した「アメイジング・グレイス」は、

世界中で歌われる讃美歌となったのです。

…何となく「パウロ」に似てる!と思いました。

★主に出会うまでの人生

【パウロ】
クリスチャンを迫害し、教会を破壊しようとしていました。彼は自らを「罪人のとまで表現しています。

【ジョン・ニュートン】
若い頃、奴隷貿易に従事し、多くの人々の苦しみに関与していました。

★主との出会い

【パウロ】
ダマスコ途上で復活したイエスに出会い、彼の人生が完全に変えられました。

【ジョン・ニュートン】
激しい嵐の中で自分の無力さを悟り、神に祈りを捧げました。この経験がきっかけで信仰を持つようになり、その後牧師となりました。

★主の恵みによる変化

【パウロ】
キリストに出会った後、異邦人への福音宣教に命を捧げ、多くの教会を設立しました。

【ジョン・ニュートン】
自分の罪深さを深く悔い、神の恵みを強く意識し「アメージング・グレイス」という賛美歌を通じて、その感謝を世界中に伝えました。

★与えた影響

【パウロ】
新約聖書の大部分を執筆し、異邦人宣教の道を切り開いた。キリスト教に大きな影響を及ぼした。。

【ジョン・ニュートン】
彼の人生と「アメージング・グレイス」は、多くの人々に希望を与え、神の赦しと変革の力を証ししている。

2人を並べて考えてみると、

2人とも、性格が大胆というか豪快というか過激。

徹底的な弾圧。

主に出会って、その過激な部分が柔らかくなったのではなく、

過激な部分を用いられています。

何となく、主に出合ったら人が変わると考えがちかも…

過激な性格は丸くなったり、主の愛に包まれ穏やかになるとか…

その様に変わる事を、周りの人も本人も期待しそうな気がします。

しかし、多分、

主はマイナスの部分をそのまま残し、

マイナスを用いられる方。

情熱的で短気で気性の荒く勝ち気な性格の人も、

その行動力を用いられる…

調教された名馬のように、

目的に向かって一心に走る者へと変えられたのです。

私たちが想像する事と、主がされる事は違う…。

自分の足らない所を「補って整えて下さい」と願うより

「主が望まれるように私を用いて下さい」の方が

良いのかもしれません…。

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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