主を待つという事【ハバクク2:1】

2024年

私は、見張り所に立ち、とりでにしかと立って見張り、主が私に何を語り、私の訴えに何と答えるかを見よう。

ハバクク2:1

先日(3/22)、ハバクク書を黙想しました。

この黙想を通して、また新たに感じた事を記録したいと思います。

ハバククという予言者は、

主が選んだ民は偶像礼拝と不正に陥り、

正しい者を虐げ生きていると主に嘆いたのです。

そして主に助けを求め続けていにも拘らず、主が答えて下さらなかったのです。

「主よ。私が助けを求めて叫んでいますのに、あなたはいつまで、聞いてくださらないのですか。」と叫んでいます。

私たちにも思い当たる祈りではないでしょうか。

祈っても祈っても、答えを得ることが出来ない。

解決の糸口が与えられない…

いつまでですか?

いつまであなたは沈黙されているのでしょうか。

いつまで、私はあなたを待たないといけないのでしょうか。

あなたは本当にいらっしゃるのでしょうか…

あなたは私を忘れられたのでしょうか…

という思い…

主は、ハバククに対して答えられました。

「私は民の堕落を知っている。彼らに裁きを起こすため、バビロンの軍隊を準備している」と。

バビロン帝国にイスラエルを滅ぼさせると言われたのです。

それを聞いたハバククは、その様な事はあり得ない!!と言いました。

その理由は、バビロン帝国はイスラエルより、もっと悪い国だからです。

もっと悪い国が、主の選民の民を攻撃し滅ぼすなど…

あり得ない話なのです。

ハバククの主張は、正しく聞こえます。

私たちの感覚では、ハバククの意見は「正当性のある主張」だと思いませんか?

このハバククの主張に対して、主は

「待ちなさい。今は理解できなくても、今は納得できなくても、私を信頼して待ちなさい」と言われました。

この答えを聞いて「なるほど!待てば良いのか!」と素直に受け入れる事は難しいです。

散々、助けて下さい!と訴え、主の答えを待っていたのです。

やっと得ることが出来た答えが、

答えらしくない答えなのです。

私たちが、願った答えではなく、想像した答えでもなく、期待した答えではなかったのです。

主の答えは、私たちが願う答えの真逆なのです。

期待を大きく裏切る答えであり、想像も出来ない最悪な答えだったのです。

…こんな答えを貰うと、私たちは「納得」できません。

このような時、私たちの高慢なが作動します。

主の答えや導きに「自分が納得」出来ないと私たちは受け入れないのです。

私たちは納得できない答えに対して「納得できる説明」を、当然のように求めるのです。

まるで、部下が企画書を出し、上司がそれに承認のハンコを押すように。

主の答えや導きに対して、私たちは無意識に「評価」してしまうのです。

主は、ハバククに、あなたが理解出来ないのも分かる。

でも待ちなさい。今、あなたは理解できないだろうけれど…と言われました。

私たちは、主をどのように待てばいいのでしょうか。

私たちは「待つ」という事が苦手です。

特に嫌な環境に身を置いている場合、一刻も早い脱出を願います。

特に今は、ショートを好む時代。

的確なポイントだけを得ようとする、主とは真逆な時代なのです。

私たちは、どのように主を待つ事が出来るのでしょうか。

それが今日の御言葉だと思います。

「私は、見張り所に立ち、とりでにしかと立って見張り、主が私に何を語り、私の訴えに何と答えるかを見よう。」

見張り所に立ち、敵が攻めてくるか見張る時…

私たちはまだ、自分より遠く離れた敵の動きであったとしても、小さな情報であっても、味方に伝えるのが見張り所に立つ人の役目です。

また、見張り所に立つということは、高い場所から状況を判断するという意味です。

敵が何処から攻めて来て、どの程の規模であり、武器はなにか。

敵の動きを把握し、味方に伝える事が出来ます。

もし、高い所に立つ者がいなかったらどうでしょうか。

目の前の状況が全てなのです。

自分が不利になれば、全てが不利と判断してしまうのです。

また自分は、前から迫ってくる目の前の敵しか見えないのです。

後ろにいる自分の味方には気付かないのです。

まるで一人で戦っているかのような孤独な戦いになります。

主を待つというのは、

「じゃ、その時が来るまでゆっくりしよう」と、

少し問題を忘れたかの様な状態で待つのではないのです。

私たちは、主が働かれるのを、

見張り所にしっかり立って見続けなさいという事だと思います。

主がこれからされようとする事を、しっかりと見続ける。

自分の低い目線ではなく、主の高い目線でです。

今日も、見張り所にしっかり立ち、主が働かれるのをしっかりとアンテナをはり見届けましょう!

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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