ヨセフはファラオに答えて言った。「私ではありません。神がファラオの繁栄を知らせてくださるのです。」
創世記41:16
ファラオ王は2つの夢を見ました。
ナイルから肥えた雌牛が7頭出て来て、葦の中で草をはんでいました。
そこへ瘦せ細った見にくい雌牛7頭が出て来て、肥えた雌牛を食べてのです。
しかし痩せた雌牛は肥えた雌牛を食べても、変わらず痩せ細っており醜かったのです。
もう1つの夢は、
肥えた良い7つの穂が、東風に焼けた、しなびた7つの穂に飲み込まれたのです。
ファラオが夢を見て、ヨセフが牢獄から出る時が訪れたのです。
ヨセフは主によってファラオの夢は、これから来る7年の豊作、その後に7年の飢きんが来ると解き明かしたのです。
私がヨセフなら、どうだったでしょうか。
待ちに待った主の時が来たのです。
「解き明かしですか? 主に祈り、解き明かしをしてみましょう! 」と、前のめりになると思います。
そして沢山の褒美を得て、自分の故郷であるカナンの地に帰ろう!と考えると思います…
そして心の中で、
「あ~、昔見たあの夢は、私がファラオから沢山の褒美を手にして故郷に帰り、それを家族に見せることにより、親兄弟が私に礼を尽くすのではないか…」と考えてしまうのではないか…
そんな事を想像してみると、
私はなんて自分の事しか考えれない人間なんだと思います…
とりあえず、自分が見た夢を成就させたいのです。
自分が親兄弟から認められ、崇められたい…
そして兄たちの悪を明らかにしたい。許すのは兄たちを見てそれから…
はぁ… 私って…💦
ヨセフは、ファラオに呼ばれ、王を目の前にして「夢を解き明かせるのか?」と聞かれた時、
「私ではありません。神がファラオの繁栄を知らせてくださるのです。」と答えました。
私だったら、多分…「主が ‟私を通して”、解き明かしをして下さいます」と答えたと思います。
ヨセフがファラオに言った一言には「自分」という言葉がありません。
100%、神なのです。
この一言に、料理官長が忘れていたこの2年間、ヨセフがどの様に過ごしたかが見えます。
ヨセフはこの2年間も、主と良い関係を築いたのです。
頑張って頑張って、耐え忍んで時を待ったというより、
ヨセフは、本当に主の愛と導きの中を感謝な心で過ごしたのです。
ヨセフは解き明かしをしました。
そしてヨセフが私と違う点は、まだあります。
解き明かしをする事により、ヨセフも神の計画を知ったのです。
神の計画を知ったヨセフは、自分の使命を受け取ったのです。
神の計画を知った自分は、これから何をしないといけないか…という事を同時に悟ったのです。
そしてファラオ王に、これからどのようにするべきかと言う助言をしたのです。
7年の大豊作の後、7年の非常に厳しい飢きん。
ファラオに、知恵のある人を見つけ、その者をエジプトの国の上に置き、
国中の監督官を任命し、豊作の七年間に、エジプトの地に備えをするように助言したのです。
ファラオの権威のもとに、町々に穀物をたくわえ、保管させたのです。
この助言を聞いて「ファラオとすべての家臣たちの心にかなった」と記録されています。
ファラオだけに気に入られたのではなく、家臣たちの心にもかなったのです。
私たちがする事は…
今、自分の置かれた場所で「主と良い関係を築く事」
ヨセフは、奴隷としてエジプトに来てから13年間、
主と良い関係を持ったのです。
自分の環境によらず、周りの人の影響によらず、
主だけを見上げ、主と共に過ごしたのです。
ヨセフのような信仰が欲しい…
今日も、主と共に歩みましょう。
自分の置かれた環境は主が与えて下さったものと信じ、与えられた場所で主のしもべとして仕えるのです。
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますよヨセフは